実体験

【うつ病経験談】第26話 ケンカは続く(うつパパ闘病記)

時は2020年12月30日。

休職を始めて約3か月。

前話で書いたとおり、ついに妻のストレスが爆発した。

そして、ケンカになり、一旦娘の助け舟のおかげで私は娘と買い物へ、妻は一人で留守番でお互いに頭を冷やすことにした。

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買い物終了、公園遊び、そして帰宅

買い物は娘のお菓子だけ買ってあっさり終了。

その後は家の近くの小さな広場で娘が満足いくまで遊ばせそれでも15:30。

残り30分は適当にお散歩をして、妻に指定された16時に家に戻った。

 

その間、ずっと頭の中ではこのワードがエンドレスリピートしていた。

 

「あなたは変わってしまった」

「今はもうあなたの顔は見たくない」

 

私
なぜだ。こんなにもママのことを思っていろいろやっているはずなのに。僕の勝手な自己満足なのか。

 

確かに私は休職前とは変化した

休職前の私は人見知りで、3人以上になると会話に入れず、飲み会ともなれば一言もしゃべれない空気になるような存在。

妻とのデートでもそんな感じで会話は少な目だが、さりげない優しいサポートやサプライズで喜ばせる。

そんなタイプの人間だった。

以前、他の方のツイートに触発されて、妻にこんなことを聞いてみた。

 

私
ねえ、僕のどこに惚れたの?
妻
顔と性格かな♪

 

それなのに…今

 

確かに変わった。先日の同窓会も会話の中心になるくらいしゃべっていたし、夫婦間の会話も増えて妻になんか変わりすぎて怖いとまで言われていた。

冗談と思っていたが、実際に2度目を言われると冗談に思えなくなった。

 

「あなたは変わってしまった」

「今はもうあなたの顔は見たくない」

 

悶々としたまま16時に帰宅。

 

私
ここからはワンオペか

 

と思いきや、妻は和室で寝ていた。

 

私
泣きつかれたか。この後買い物に行かせてあげよう。

 

そう思い、ワンオペ育児を開始、君の遊びに付き合い、iPadを見ているときはTwitterをしていた。

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妻、起きる

18時頃、妻が起きてきた。

 

私
買い物行ってないでしょ?いいよ。行ってきて。
妻
いい。行く気なくなったから。はやちゃんは何か食べた?
私
うん、とりあえずパンと牛乳、あと薬も飲ませてある
妻
そう。ねえ、そんなにTwitterって大事?
私
?どういうこと?突然?
妻
最近ずっとTwitterじゃない。はやちゃんのこと本当に見てるの?
私
見てるよ。一緒に遊ぶときは遊ぶし、ママが見てるときやiPadに集中しているときはTwitterしてるけど。
妻
一緒にiPad見ればいいじゃない。なんで見てあげないの?確かに伸ばせば副業とかやりたいことにつながることはわかってるよ。けど、そんなに時間かけてまでしないといけないことなの?

 

私は何も言えなくなった。

正直、迷っていたからだ。

実は、不眠症で寝れなかったある日、こんなツイートをしている。

 

だからこそ今のうちに足掛かりは作っておきたい。

せっかく見つけたやりがい、やりたいこと、出会ったフォロワーさんたち。

みんなのように生きたい。

 

変わり始めた人生への価値観

今までは親のせいにするわけではない前提で話すと自分ではほぼ選ばずここまで生きてきた。

いい会社に入るにはいい大学に入る必要があると言われ中学受験をして、

理系か文系で迷ったときは理系の方が就職に有利と言われ、理系を選び、

化学か物理は化学が得意だったので化学を選び、

大学はそれなりのところにはいった方がいいと某有名大学に行き、(関東にしたことだけは自分の意志)

就職先も化学が生きる系の会社に就職した。

そこで実は1回目のうつになり、今回は2回目。

 

1回目は約10年前。そのときも半年休職して復帰したが幸い違う部署に配置転換され、人間関係にも恵まれた。

今回は前職でのさらなる配置転換と激務で人間関係は良かったが退職し、今の会社に来た。

ただ、2社ともやりがいは感じない、楽しくもない、だけど給料はそれなりにいいだけだった。

だから、今のTwitterやブログでやりがいを感じるのだろう。

自分の意志でやっているので苦ではない。

 

3か月後復職して、同じ部署になるのか違う部署になるのかわからないが、結局は同じやりがいのない仕事。

生活があるので復帰するしかないが、うつ病再発リスクもあるので少し無理をしてでも何か足掛かりを作っておきたい。

幸い副業も許されている会社だ。

とはいえ、Twitterの副業アカウントの副業はごめんだ。

自分でなんとかする。

 

全ては社会復帰への準備のつもりだった

ブログ更新を夜にしていたのも、社会復帰しても続けられるようにするためだ。

そして、Twitterを頑張っているのも社会復帰すると時間が夜しか取れなくなる。

だから今のうちに伸ばせるだけ伸ばしておきたいから多めの時間でやっている。

 

もちろん、妻のことも考えて、私の苦手な掃除以外の部分のみをお願い。

朝の登園、夕方のお迎え、夕食やお風呂の準備などは私が全ても引き受けている。

少しでも妻には娘と遊ぶ時間か休む時間をあげたいためだった。

 

それなのに…

 

「あなたは変わってしまった」

「今はもうあなたの顔は見たくない」

 

私
僕のツイートやブログは見てくれた?
妻
ツイートは見たけど、ブログは見てない。
私
なんで!あの喧嘩の記事こそ僕の想いが詰まっているのに」
妻
だってタイトルじゃわからないわよ。

 

ちなみにタイトルは「第20回 久しぶりの夫婦喧嘩」。

 

私の心の声
私の心の声
あ、ブログ覗いてすらいないし、ツイートも見てないな。

 

ちなみにツイートもあえて外にいるときはしていなかった。

なぜなら固定ツイートの直下のツイートが本記事の最初に挿入しているの「午前の2時間時間くれて妻に感謝」と入れたツイートで、私の想いを感じてほしかったから。

なんか悟って全てがどうでもよくなった。

そしてついに私も限界を迎える。

第27話へ続く

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ABOUT ME
あすはや
娘(4)のパパ / ブロガー兼電子書籍ライター / 激務でうつ病に→休職→孤独が嫌でSNS開始→退職→脱サラして電子書籍ライターに /