実体験

【うつ病経験談】第33話 復帰?退職?(うつパパ闘病記)

時は2021年2月中旬。

本来なら復職トレーニングを開始する時期。

復帰か退職かで迷っていた中で流れが変わる事実が判明する。

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退職しても収入は途絶えない

前話で判明したこと。

それは退職したとしても休職手当でもらっていた傷病手当金は1年間はもらえるということだった。

傷病手当金は普段もらっていた月額の給料基準(標準報酬月額)の2/3がもらえる。

ここから社会保険料や所得税、住民税を引かれて、手取りになる。

少なくとも家賃と光熱費を払えるだけの金額はもらえていた。

 

復帰すると収入は安定する。ただし、激務で体を壊す可能性があり、かつライターもやるは体がもたなそう。

退職するとライター一本でできて、マイペースで仕事ができる代わりに、収入はしばらく0になる。

 

そう思っていたので、退職しても1年間は固定費が保証されるのは大きかった。

復帰?退職?

私
気持ち的には退職してライターの夢を追いかけたい。けどなぁ…

 

退職のデメリットの収入面が1年保証されたとはいえ、されど1年だけだ。

ライターを頑張ったとしても1年後収入が安定しているとは限らない。

そうなると最悪1年後に収入が0の可能性もある。

 

私
かといって復帰して収入を安定させるというのもなぁ…

 

復帰すれば収入は一時的には安定する。

しかし、体がもつかは不明だし、結局忙しくてライターの夢は諦める事になるかもしれない。

しかも、また倒れてしまったら、もう傷病手当金はもらえない。

 

傷病手当金は復帰したとしても期限は1年後までで変わらない。

つまり、1年後に再度休職しても収入は0なのだ。

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あすはや家の結論

もう時間もない。

けど焦って間違えたくもない。

ネックなのはどちらも1年後収入0の可能性があることだ。

もちろん、復帰して、体を壊さなければ大丈夫だが、その保証もないし、そもそもこの仕事に興味ややりがいは全く感じていない。

 

妻
あなたの好きなようにしていいわよ。個人的には退職でいいと思う。
私
退職したいのはやまやまだけど、1年後の保証を考えないと。もちろんうまく収入源を確保できてればなんの問題もないけど。

 

気持ちは退職。

そこで両家の両親に相談してみることにした。

両家の結論

今の時代、会社に所属せずフリーランスで活動している人は少なくない。

アメリカでは全人口の半分はフリーランスと聞く。

とはいえ、日本ではフリーランスは増えてきているものの、まだまだ会社員が当たり前の環境だ。

当然親世代も会社員を辞めるのには反対だろう。

そう思っていた。

しかし、

 

両家の両親とも、退職に賛成してくれ、体を優先にマイペースに仕事をすること、ライターを目指すことも賛成してくれた。

 

私
ありがたい!感謝しかない。

 

しかも、1年後収入の目途が立たない場合は、両家とも実家近くに住むことまで提案してくれた。

幸いどちらも田舎なので家賃は大幅に下がるし、近くに両親がいることで安心感も得られる。

むしろ両親は毎日のように孫に会えることになることを喜んでさえいた。

まだ、1年後に収入がないことが確定したわけじゃないんだけど。。

 

私
本当にありがたい。これで1年後の不安も解消された。

 

そして結論はまとまった。

退職を決意

家族全体の総意で「退職」を選択することでまとまった。

1年後稼げてなければ、妻の実家の方へ引っ越す。

理由は妻の実家の方が近いことで、これまでの人脈はそのまま生かせること。

知り合いとたまに会うことも維持できるからだ。

 

私の方の実家は遠すぎて、もう私すら知り合いが地元にはいない状況。

ましてや妻ももともと知り合いは存在しない。

どちらも妻の就職先は問題なさそうなので、知り合いを維持できる妻の実家の方を選んだ。

 

とはいえ、1年後に収入がなかったらの話。

本音はもちろん収入源を作っていたい。

なにより引っ越すということは妻も退職しないといけないし、娘も保育園を退園しないといけない。

せっかくできたお友達とお別れになってしまう。

 

私
それだけは絶対に避けたい。

 

娘のため、妻のため。

改めてライターで稼げるようになろうと決意した。

そして、ここから退職に向けて、手続きをスタートさせる。

 

第34話へ続く

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ABOUT ME
あすはや
娘(4)のパパ / ブロガー兼電子書籍ライター / 激務でうつ病に→休職→孤独が嫌でSNS開始→退職→脱サラして電子書籍ライターに /