車中泊してみたいけど、車のシガーソケットからだとバッテリー上がりが怖い。
シガーソケットを使用しなくても電気を確保することができます。
それは「ポータブル電源」を活用することです。
この記事ではポータブル電源を実際に使用している筆者が使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめています。
車中泊をするなら電源を確保することは必須。
参考にしていただけるとうれしいです。
・ポータブル電源最大のメリットは車のバッテリーを使用しなくて済むこと
ポータブル電源とは、簡単にいうと持ち運びできる電源装置です。
家ならコンセントにつなげば電気を利用できますが、車ではシガーソケットが一般的。
しかし、シガーソケットが使えるのは車のエンジンが動いているときだけです。
電気が必要なばかりに車のエンジンを常につけっぱなしにするのは、バッテリー上がりにつながりますし、まわりの騒音にもつながり迷惑になりかねません。
ポータブル電源があればこれらの問題点は解決します!
【ポータブル電源のメリット】
・車のエンジンをかけなくても電気が使えること
・さまざまな端子に対応していること
・同時に複数の電化製品を使えること
ただし、どんな電化製品でも使えるかというと残念ながらそんなことはありません。
私が実際に利用してみて判断した電化製品を以下にまとめますので参考にしてみてください。
・ポータブル電源が使えない電化製品
・ティファール(T-fal)
車中泊でお湯を温めてコーヒーを入れたいことがあると思いますが、ポット系は大量かつ一気に電気を消耗するので不向きです。
使えないことはないのですが、一度の使用で40%程度の電力を消費しますし、家のコンセントであれば数分で沸くお湯もポータブル電源では5分以上費やしました。
さらにポータブル電源への負担も大きく、熱をもってしまい一時的に冷まさないと充電も放電もできない状態になりました。
ティファールは一度の使用で600W以上の電気を使いますので、もっと低電力でわかせるポットを準備した方がよいでしょう。
暖房器具
夜は冷えるので暖房器具を使いたいと思うことが多いでしょう。
ただ、暖房器具は基本的に大量の電気を使用します。
実際に小型の暖房器具を動かしてみましたが、やはり600W以上の電気を必要としてしまい、ポータブル電源の容量をどんどん消費してしまったので使用できませんでした。
・ポータブル電源が使える電化製品
パソコン
パソコンは消費電力が10W前後で済むので問題なく使用できます。
私は288Whの容量のポータブル電源を使用していますが、パソコンを半日利用していてもバッテリーは140Wh程度の消費で済みました。
スマホの充電
スマホの充電も消費電力が10W前後で済むので問題なく使用できます。
のちほど画像でもお見せしますが、ACコンセントの他、TypeC端子、USB端子とさまざまな端子に同時接続可能なので、一般的なスマホであればどの機種でも充電可能です。
ちょこっと家電
晩ご飯や簡単な料理で使っている一人用の料理家電です。
利用は可能なのですが、消費電力を200W前後使用するので、長時間の利用はできません。
288Whの容量で50分程度しかもたないので、キャンプで大人数のための料理には適しませんが、車中泊のための10分程度でできる1人分の料理には適しています。
ポータブル電源の各種端子
私が使用しているポータブル電源はEcoFlowさんのポータブル電源「RIVER」です。
容量288Wh/80,000mAhで、最大出力は600Wになります。
端子は向かって右側にAC電源が3つ。
液晶画面の正面にTypeC端子1つ、USB-TypeA端子が3つ(そのうち1つは急速充電対応)。
左側にはポータブル電源そのものの充電用端子が2か所となっています。
ポータブル電源は付属のケーブルで家で充電が可能なほか、別売りのソーラーパネルを使えば屋外でも充電可能な仕様です。
ただし、ソーラーパネルは3万前後とそれなりにするので、長期間、家での充電ができないといったことがない場合は不要だと思います。
1泊程度であれば288Whでも十分だと思います。
・まとめ
ポータブル電源は車中泊はもちろん、停電時など防災にも役立ちます。
288Whで39,800円と少し値段はかかりますが、キャンペーン時には1万円引きをしていますので、そのタイミングを狙って購入を検討してみるのもよいと思います。
私は楽天ユーザーなので、楽天お買い物マラソンのときに購入しました。
そのときは1万円引きプラス楽天ポイントの倍率を上げて実質1.5万円引きで手に入れています。
あなたもタイミングを見計らって安くなっているときに購入を検討してみてはいかがでしょうか?
この記事でポータブル電源に魅力を感じていただけるとうれしく思います。
あなたも快適な車中泊ライフを楽しんでくださいね。