読書ができるようになったことを確認できたのは2020年10月末。
休職開始が10月2日なので1か月かけてようやくここまで回復した。
ホントハラミちゃんに出会っていなかったから今も何の気力もなく、ただ寝込んでいただろう。
いつもハラミちゃんの曲やツイートを見るたびに感謝していた。
FP3級勉強の目的はお金の知識を得たいだけ
FP3級勉強の目的はあくまでお金の知識を少し得たいから。
楽天経済圏に入ったのも、無駄な固定費削減のためだった。
それで月に数万も無駄に使っていたことが分かり、改めてお金や税の仕組みに興味が出たのがきっかけだった。
仕事ではわからないことだらけ、毎日指摘をくらい、ミスをしていなくても遅いと指摘され。
自分への自己嫌悪が酷かったのもうつ病発症へのきっかけだったと思う。
そんなわけで本屋でわかりやすそうな参考書を1冊購入して、1日20ページずつ読むということをノルマに課した。
そう思って始めた勉強だった。
この頃から前向きな気持ちを取り戻していた
休職当初は、
というどこに向かえばいいのか、何をしたらいいのかわからない状態だった。
寝ててもどうにもならないし、何も変わりもしない。
ハラミちゃんきっかけで1か月後に、
なんて劇的に変わっているなんて想像もしていなかった。
前話で書いた一日のルーティーンにFP勉強が加わり、
朝登園→朝ツイート→家事→Twitter→あつ森→FP勉強→あつ森→家事→お迎え。
もちろん日によって順番は前後するが規則正しいリズムが習慣化されたのもよかったのだろう。
そのうち、FP勉強も1日20ページでは物足りなくなり、30~40ページ読む日も多くなっていた。
ただ寝込む日もある
ただし、日によって波が来るのもうつ病の辛いところだ。
やりたいことがあっても何もできず寝込む日もある。
医師からは最短でも復帰は年明け、できれば4月復帰が望ましいと言われていた。
幸い傷病給付金でも貯蓄ができるくらい暮らせてはいたので、妻とも話し、焦らず4月復帰を目指すことに決めた。
会社とのやり取りは症状を悪化させる
どんなに調子がよくても会社とのやり取りは辛いものをフラッシュバックさせるので辛かった。
相手がもともと自分がいた部署ではなく、人事部であってもだ。
人事「休職期限が迫っていますが復帰されますか?休職延長されますか?」
4月復帰と結論づけた後だったので、
人事「承知しました。お大事にしてください。」
たったこれだけのやり取りなのにすごく疲れた。
会社から離れているから元気なのであって、会社が絡むと症状は元に戻る。
もちろん、一日中というわけではないが、数時間は寝込むこともあった。
診断書は1か月ごと
これも4月復帰を目指すと決めた後に知ったことだが、
医師「それはできません。診断書は1か月ごとになります。途中で症状回復の可能性も0ではありませんので。もちろん、こちらから復帰しなさいとは言いませんのでご安心を。」
ちなみに診断書は1回書いてもらうのに4000円ほどかかる。
2週に1回の通院が必須で薬代も含めると月に1万弱かかる計算だ。
何よりやっかいなのが毎月人事と診断書の提出のやり取りをしないといけないところ。
2021年1月になった今では慣れているが、当時は毎回苦痛でしかたがなかった。
もちろん、会社にはいかずに郵送だが、その手続きもおっくうだった。
うつ病はストレスの要因から離れれば回復しやすいが、それでも波があるのが厄介だった。
ましてや最初の頃は人事とやり取りするときは毎回覚悟が必要なほどやり取りに疲れた。
うつ病の波とも付き合いながら、Twitterとあつ森、ハラミちゃんを支えに、必死に前向きに考えながら日々を過ごしていた。
第22話へ続く
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