2021年1月24日(日)。
1週間の追い込み勉強を終えて、ついに本番の日を迎えた。
受検者の数と人混みで疲れる
試験は都内で行われた。
コロナ禍で日曜ということもあり、電車は人混みは少なかったが、
試験会場は大混雑していた。
コロナ予防で入場制限をかけられながら徐々に入っていく受検者たち。
エレベーターも人数制限され、教室までたどり着くころには結構体力を削られた。
ましてや普段、家での生活になれてしまって、すっかり人混みは疲れるようになってしまった私の体。
幸い、早めに到着していたので、最後の復習前に少し休む時間を取ることを優先できたが。
少し不安もあった。
学科試験開始
そしていよいよ本番開始。
試験は学科と実技の2種類。
まずは学科から。
と意気込んで迎えた1問目。
さっそく参考書に載ってなかった内容ででばなをくじかれる。
その後もペースをつかめないまま時間だけが過ぎていく。
とにかく参考書で覚えた内容をうまく頭から引き出して臨機応変に解いていった。
幸い最初の10問以降は知ってる内容が続いたのでペースをつかんでいった。
時間は余裕で余ったが、
さらに試験時間2時間は長すぎた。
1時間ちょっとあれば十分だった。
他の受検者もそうで、1時間したら早々に席を立つ人も半分はいた。
ただ、私は最後までケアレスミスをしていないかの再確認の時間に残り時間をあてた。
強迫神経症持ちでもあるので確認癖はひどいくらいある。
それこそ10回以上は名前の番号に誤りはないか、問題の読み間違えはないか(誤りを選ぶのに正しいものを選んでないか)、選択問題の番号塗り間違えはないかなど。
めちゃくちゃ疲れるが、これくらいしないと後々不安になるのでしかたない性格でもある。
休憩中はTwitterの応援リプに励まされる
学科試験終了。
ものすごく体力を消耗していた。
学科と違い、実技は試験時間は1時間。
とはいえ、学科のときのようにでばなをくじかれるとあっという間に試験時間が終わってしまう。
ましてや実技は前日に初めて模擬テストをやったばかりで、しかもなんとなくの正答しかできなかったので自信がなかった。
そんな不安な気持ちを前向きにしてくれたのはやはりTwitterだった。
【学科終了】
皆様午前中リプやいいねたくさんありがとうございます😊やっぱり本番は模擬テストよりも難しく参考書にないことも出たりして戸惑いましたがまあまあの出来って感じです。この後またすぐ実技試験なのでリプ返は後でまとめて対応しますね😌ごめんなさい🙏そしてありがとうございます😊— あすはや@🍖🎹うつライターパパ (@ttasm4) January 24, 2021
試験の間、Twitterはもちろん見ていなかったが、その間たくさんの励ましや応援のリプが届いていた。
これで力をもらえて、実技も気を取り直して向かうことができた。
Twitterのフォロワーさんたちには本当に感謝しかない。
実技試験開始
そして迎えた実技。
模擬テストと同じくらいの難易度だったが、手ごたえは半分自信あり、半分自信なし。
1時間の試験だったこともあり、そこまで疲れることもなかった。
ただ、2時間だったら集中力もたなかったかもしれない。
そこは運がよかったと思った。
試験を終えて得たもの
それは大きな充実感。
自己肯定感だった。
学科も実技もまあまあの手ごたえだった。
大学受験みたいな感覚だったけど、正直受かってほしい!とかものすごい切実な気持ちはない。
そのくらいの気持ちだった。
今回のFP勉強はもともとうつ病で失われた自己肯定感を回復させるため、
自分がお金の知識を得たいためだけのもの。
仕事に活かそうとは全く思っていない。
うつ病のコンディションでわずか2か月程度の勉強で受検できるレベルにもっていっただけで自己肯定感の回復には十分だった。
もちろん、受かってほしい気持ちもあったけど、落ちても勉強した経験や知識がなくなるわけではないので、そこまで凹まないだろう。
なにより試験後の自分の晴れやかな気分がそれを証明していた。
そう心でつぶやいて、私は試験会場を後にした。
※後日合格発表があり、無事に学科、実技とも合格しました♪
第32話へ続く
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