時は2020年8月下旬。
7月から始まった紙資料必須の業務がひと段落し、ようやく私もテレワークを再開できるようになった。
週の半分はテレワークできるので、保育園のお迎えも週の半分は私ができるようになり、妻のストレスも多少は軽減されていったと思う。
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ただし業務量はというと…
ただ、業務量が減ったわけではなかった。
あいかわらず22時くらいまで家で仕事をしていたし、出勤日は22時以降の帰宅が当たり前だった。
テレワークが出来ない日はいつも以上に憂鬱だった。
体調も風邪をひきやすくなり、疲れもとれない。
休日は子供の相手をしないといけないので、独身時代や新婚当初のように一日中寝続けることもできない。
それでも息抜きを
それでも最初のころは、
休日はテレビで紹介された簡単でおいしい料理やスイーツづくりに挑戦して息抜きもできていた。
以下に当時作った一部を紹介する。
パンの耳ラスク
ホワイトチョコケーキ
どうぶつビスケット入りブラウニー
また、他にもコロナ感染に気を付けながら話題のスポットにお出かけしたりなど、
息抜きを楽しめていた。
料理については私が作った料理やスイーツをおいしそうにほうばる妻や娘の顔を見るのが何よりもうれしかった。
以前と違う自分
だけどこの頃になると休日に料理やお出かけをすることはなくなっていた。
コロナの第2波が来ているから外出を控えているということもあった。
けどそれだけではない。
単純に何にもしたくなかったし、興味もなくなっていた。
今振り返ればおかしいと気付けるのだが、当時はそれは疲れているのだから当たり前だと思っていたし、
料理をしなくなっていること自体に気づいていなかったかもしれない。
だからだろう。
8月初旬からTwitterを再開した。
無意識に家族以外のつながりを求めた。
同じパパ、ママと苦労を共有したい。
Twitterそのものは育休していた2018年から始めていたが、そこまでハマらずに一旦離脱していた。
それが今回は夢中になり、再開当初250人しかいなかったフォロワーさんが8月だけで1000人を超えた。
それが唯一ともいっていい楽しみとなって満足できるものを見つけた気分になっていた。
これが現在(2021年1月)につながるとは当時はそこまで深くは思っていなかったが。
しかし仕事はというと
仕事でのミスや指摘も目に見えて増えていった。
以前の自分なら、
で切り替えられていたものが、
その度にへこむようになっていた。
ただ、それでも、
必要以上にへこみすぎないように、そしてメンタル維持のためにこんなことを考えて無理やり切り替えようとしていた。
しかしそれとは裏腹に、そのうち、徐々に同じ業務の先輩に業務を管理されていった。
徐々に目に見えてたまるストレス
ついには一日のタスクを毎週末まとめて報告することが必要になり、
さらに、各タスクにどのくらい時間がかかるを都度報告が必要になった。
さらに、予定時間を数分でも過ぎようものなら毎回理由を説明するように求められるようになった。
先輩「なんでこの業務で15分もかかるの?10分でやりなさい。」
先輩「この業務は60分の業務だよね?なんで10分オーバーしたの?理由はなんですか?」
先輩「この業務2時間かかっているけど、どの工程に何分ずつかかったか説明して。」
こんな感じでミスをしていなくても1分単位で時間オーバーすれば指摘を受けていた。
その指摘に対する説明を考えるのにも結局余分に時間がかかり、結果、無駄に残業が増えていった。
そして指摘のたびに、出ている声(といってもチャット)は「すみません」や「申し訳ありません」だったが、
心の中では
と自分を責めることも増えていた。
指摘を受けるたびにへこむ。
理由を考えるのもへこむ。
もちろん、会社的には少しでも利益を上げたいので作業時間を削減してコストカットしたいのはわかる。
けど1分単位のノルマは精神的にもキツかった。
そうやって考えて乗り越えようと必死だった。
第7話へ続く
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