【うつ病経験談】第9話 思わぬ結果(うつパパ闘病記)
迎えた3日目の水曜日。
この日も体は元気そのものだった。
ただし、前日と同じく嫌な感じは抜けない。
体は元気なのに、心が付いて行っていない。
そんな感覚だった。
病院へ行くことを決意
午前通院して、午後から出社するつもりだったが、診察予約が夕方しか取れなかった。
そのため、急遽その日はテレワークにさせてもらい、仕事終わりに通院することにした。
テレワークということは出勤しなくていいということ。
それだけでも気は楽だった。
なぜなら会社にいかなくていい、
コロナ感染を気にして電車に乗らなくていい。
同僚にも顔を合わせなくていいからだ。
しかし、会社のPCを開きメールを見た瞬間に一気に吐き気が襲ってきた。
メールの量が2日分たまって数百通もあったからではない。
仕事の内容を見ただけで気持ち悪くなったのだ。
このときはつくづく家での仕事でよかったと思った。
会社に行っていたらどうなっていたのだろう。
不幸中の幸いと思い、この日はなんとかマイペースに最低限の仕事をこなして早退した。
そして病院へ
そして心療内科への通院。
1回目のうつ病の時にお世話になった病院だった。
いいお医者さんが多数在籍していたのでとても信頼していた。
まず、入って驚いたのが患者さんの人数だった。
結構広い待合室にもかかわらず、人があふれかえっていた。
平日の夕方だ。
仕事帰りで寄った私のような人間が多いのだろう。
見た目は普通の感じの人ばかり。
とても病んでいる人たちには見えなかった。
その点で少し仲間意識が芽生えてほっとした。
そして初診ということもあり、待つこと1時間。
診察室へ呼ばれて入室した。
診察開始
医師「今日はどうされましたか?」
そう告げるとともに先生の質問に従い、ここ半年の業務状況、勤務態度、休日の過ごし方など事細かに説明した。
すると思ってもいない回答がかえってきた。
医師「ご自身で気づいていなかったかもしれませんが、今の勤務状況は過労死ラインに近い状態です。気持ちもコントールできないレベルにあるので一度休職された方がいい、というか明日からでも仕事を休んでください。」
一般的に過労死ラインは月に60~80時間以上の残業が続くレベルである。
私の場合、20~22時までの残業が基本だったとはいえ、残業していない日を加味して平均月に30から多くて40時間くらいである。
このため過労死ラインではないと思っていた。
ただ、このラインはあくまで目安であり、過労死にならないにしても、メンタルを崩すには十分すぎる時間であり、
ましてや残業時間以上に、現在の職場環境、あらゆる仕事を先輩に事細かに管理されている勤務状態そのものも心理的に強く影響を与えていると医師は判断したのだ。
振り返ってみれば
確かにいちいちミスや遅延をするたびに先輩に指摘され、事細かに理由を説明するのは、その原因や理由を考えること自体が相当なストレスだった。
そんな暇があるなら抱えてる仕事を進めてしまいたい。
その時間があればもっと早く退勤できていたかもしれない。
しかし、コロナもあり、対面での会話はできず基本はチャット。
指摘の言葉も、対面で言われるのと、チャットで言われるのでは受ける精神ダメージが全然違った。
皆さんも想像してみてほしい。
身近な先輩に、
先輩「ちょっとしっかりしてくださいよ。ちゃんとメールや説明書読んでます?ここはこうだから気をつけてよ。」
こんな場面があるとしてこれと全く同じやり取りをLINEで言われたらどうなるか。
もちろん、各々人の考え方、価値観にも寄るだろうが、あくまで私は対面で口頭で言われる方が全然マシだと思った。
SNSの誹謗中傷で自死する人が多いのもうなずける。
見ず知らずの人間に批判されるのも原因だが、対面で言われていないということも影響しているのではと個人的には思っている。
話は戻るが、結局、その日のうちにうつ病の診断書を発行してもらい、薬を処方するための血液検査、診断を最終的に下すための心理検査を受けてその日は帰宅した。
予想していない診断結果にその日どうやって帰ったのか覚えていないほどその日は放心状態で帰宅した。
それだけが頭の中を回っていた。
第10話に続く
前の話はこちらからどうぞ☟
第1話から読み返したい方はこちらから

