実体験

【うつ病経験談】第18話 あつ森見つかるが…(うつパパ闘病記)

前話で普段行く近所の家電量販店で見つからなかった流行ゲーム、「あつまれ動物の森」。

電車は使いたくないので、あくまで自転車で行ける範囲で3件探すも1件目も売り切れ。

気を取り直して2件目に向かうところである。

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2件目が分からない

僕は地図が読めない弱点がある。

ドラクエウォークの地図とグーグルマップの地図を照らし合わせて、なんとかさまよいながらさらに30分程度かけて2件目に到達した。

コジマである。

すでに探し始めてから2時間以上は経過している。

これで見つからずラスト3件目に賭けるのは正直しんどい。

 

私
頼む、あってくれ…

 

祈る思いでゲームコーナーにたどり着いた。

あつ森発見!しかし…

意外なほどあっさり見つかった。

売れ筋TOP3の2位にランクされているコーナーに無事あった。

 

私
よかった。これであとは購入して帰るだけ。

 

だったのだが、

 

私
あれ?ビックカメラのカードがない。

 

コジマはビックカメラと提携しており、カードを使えば10%がポイント還元で戻ってくる。

しかもあつ森は6000円くらいだったので600円も戻ってくるのだ。

600円を諦めるか、一旦家に帰ってカードを取ってもう一度来るか。

ちなみに直線距離で家までは片道40分ほどだ。

僕の取った決断は、迷わず、

 

私
もったいない!取りに帰る!

 

だった。

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長旅終了

せっかく見つけたあつ森を一旦、ゲームコーナーに戻し、

自転車で片道40分かけて戻る。

たかだか600ポイントのために。

けど、収入が減っている今は600ポイントでも大切なのだ。

 

既にこの店にたどり着くまでに2時間以上要しているが、さらに40分かけて一旦家に戻り、

カードを持って、さらに40分かけて同じ店に行く。

そしてようやくあつ森ゲット!

そしてまた40分かけて自宅に戻る。

 

計算するのは割愛するが、なかなかの外出時間と運動になった。

自分探しのためなら、これと決めたらとことんやりきる。

うつ病でも、ある意味そこの根っこの部分は変わらなかった。

いざあつ森プレイ開始

日本中どころか世界中で流行しているゲームだ。

しかも自分が体験したことのないタイプのゲーム。

 

私
楽しめるといいな。何かきっかけの一つでも見つかってほしい。

 

ここまで苦労して手に入れたのだ。

何より日向ぼっこ昼寝しかできない自分にゲームは楽しめるのか。

そこの不安もあった。

 

が予想に反して、さすがは流行しているゲーム。

すぐにのめりこんだ。

元々細かい延々作業は好きだった

元々裏方タイプの自分は地味な細かい繰り返しの作業は得意な部類だった。

あつ森をプレイしたことがある方は分かると思うが、最初は何もない無人島からスタート。

そこから、無限ともいえる雑草を抜き、無法地帯となっている木を伐採したり、魚を釣って鑑定してもらったり。

 

別に何かゴールがあるわけではない。

強いて言うならば自分だけのオリジナルの無人島を作り、友人を住まわせ、みんなで仲良く暮らす。

そんなゲームだった。

 

流行しているわけがわかったし、僕自身もあっさりはまった。

それからというもの、毎日最初は地道に時間も忘れて無人島の整備に没頭し、

時に休憩で家事をしながら、またあつ森に戻りという生活リズムが生まれた。

おかげで、長く感じた1日はあっという間に終わる感覚まで感じるようになった。

 

それよりも何より、あつ森なら集中してプレイできるのだ。

ヤフーニュースもTVもすぐ見れなくなり、読書もできなくなっていたのに。

ここらへんは毎日の保育園登園が朝散歩の代わりになっていたこと、かつ日向ぼっこしていたことでセロトニンが分泌され、多少うつ病に効果があったからかもしれないが、

着実に1歩うつ病改善に向けて進んだとみていいかなと今では思っている。

 

ただ、あつ森そのものは楽しいのだが、だからといってそれが将来の何かにつながるという痕跡は特には見当たらなかった。

簡単な単純作業なら好きである、そのことが分かったのみだがそれでもなにも発見がないよりはマシだった。

 

私
一人でやってても寂しいだけだし、どうせならあつ森仲間が欲しいな。

 

このきっかけで徐々に再開したのがTwitterである。

時はもうすぐ休職を始めて2週間が経つ10月中旬。

今の自分なら明るいツイートにも耐えられるかもしれないし、何より日中の孤独は想像以上につらかった。

とにかく仲間がほしかった。

Twitterを本格再開したのはそんな理由からだった。

しかし、Twitterから離れて1か月程度。

 

私
1か月も離れていたらフォロワーさんは減っているだろうな。

 

そう覚悟して開いたTwitter。

そこには予想していないフォロワーの数が映っていた。

第19話へ続く

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ABOUT ME
あすはや
娘(4)のパパ / ブロガー兼電子書籍ライター / 激務でうつ病に→休職→孤独が嫌でSNS開始→退職→脱サラして電子書籍ライターに /