時は2021年2月上旬。
1月末のFP試験が一段落して2月を迎えた。
この頃から復帰へ向けて徐々に負荷を上げていった。
不眠症は治ったが…
復職トレーニングが本格化するのは2月中旬から。
復職トレーニングは通常、勤務と同じ時間帯で自宅ではなく図書館へ外出して勉強するというのが基本だ。
ただ、今はコロナ禍ということもあり、自宅でのトレーニングとなった。
つまり、今までと何も変わらない。
あくまで勤務時間帯に昼寝ができなくなるくらいの差だ。
そう、復帰して残業してしまったら、帰宅頃には寝かしつけは終わっている。
もちろん、最初のうちは残業禁止かつ業務も調整されて負荷はかからないとは言われているが。
ただ今は仕事から離れているから安定しているのであって、復帰してぶり返さないか?
その不安は常にあった。
やりたいこと見つかる!
そして、もう一つの迷い。
それはやりたいことが見つかっていたというのもある。
ブログを毎日更新していて感じたこと。
それは書くという作業が好きだと気付いたことだった。
もちろん、体験談だから書きやすく、苦にもならなかったというのもある。
そう感じていた。
そうやって調べてみたところ、ライターという職業を知った。
早速試しにコピーライティングの基礎講座をお金を払って受講したところ、改めて面白さに気づき、
という思いが強くなっていった。
復帰もリスク、退職もリスク
とはいえ、いきなり退職してライターは厳しいのでまずは副業で経験を積んで…
と行きたいのだが、
そう。
幸い副業は会社的にはOKなものの、もともとは残業地獄、孤独でヘルプなし、わからないことだらけで倒れた職場だ。
他のことに時間を割ける余裕など当時は全くなかった。
帰っても仕事のことが離れずに眠れなくなって、うつ病を発症したのだ。
いくらやりたいこととはいってもやるのは早朝か深夜になる。
体がもつ気がしない。
そう。
ライター一本にすれば、もう今までのまったくやりがいのない仕事も人間関係もストレスともおさらば。
しかも通勤もなく、家で作業ができる。マイペースに。
ただし、収入がしばらく安定しないので貯蓄を切り崩しての生活になる。
しかもうまくいく保証もない。自分次第だ。
結論はすぐには出なかった。
なかなか結論が出ない
あまりに悩みすぎて数日寝込んでしまったこともあった。
ちなみに医師からも現在の感じだと、復職トレーニングは4月まで様子を見た方がよく、2月から始めるのは早すぎるという意見をいただいていた。
ただ、会社の規定上、休職できるのは半年まで。
私の場合、10月初めから休職しているので復帰は遅くとも4月頭となる。
つまり、2月から復職トレーニングを始めないと間に合わないのだ。
まったく答えが出ず、悩み疲れる毎日を送っていた。
そんなとき、同じうつ病で休職しているフォロワーさんから思いもよらない事実を教えてもらえた。
それは今の生活に不可欠な傷病手当金(休職手当金)は退職してもまだ1年間は引き続きもらえるということだった。
このことから流れはいい方向に進んでいく。
第33話へ続く
前の話はこちらからどうぞ☟
第1話から読み返したい方はこちらから